著しい成長が原因で、体が思うように動かせず、一時的にパフォーマンスが落ちる状態のこと。
小中学生向けに使われる言葉だが、ランバイクに取り組む2歳〜8歳にも十分に使える言葉(だと思う)
例えばサッカーでは、本田圭佑選手がクラムジーが原因でガンバ大阪のユースに昇格できなかったという話がある。体が著しく成長し、それまでの"感覚"が通じなくなる状態で、才能ある若い選手が”スランプ”に陥ったように見える原因のひとつがこのクラムジーと言われている。
サッカーであれば、急に足が長くなったら、これまでの感覚が通じずに、パフォーマンスが低下することは容易に想像できる。
ランバイクの選手たちも、身長が1ヶ月に1cmとか余裕で伸びる著しい成長期にあたる。また、選手たちが成長してもバイクは勝手には大きくならない。それまで完璧だったサドルの高さ、ステムの長さが気がつくとベストではない可能性があり得る。ランバイクの場合は選手本人のクラムジーだけでなく、マシンセッティングも注意を払って、常にアップデートしていく必要がある。
クラムジーの発生やマシンセッティングの当たり外れは、完全にはコントロールできない。だからこそ、周囲の人間は長い目で選手を見てあげる必要があると思う。